フリーペーパー出版製作会社の営業の本音?
フリーペーパー出版
先日、フリーペーパーを製作、出版する会社の若い営業の方がどんな経緯で僕のところに訪れようと思ったかわからないが電話で会いたいと言われました。
そして会った時に実際製作する側の人間に意見が聞けると思いワクワクしながら指定したファミレスへ行った。
その営業の方は名刺を差し出すと簡単に自己紹介を済ませどんな気持ちでこの仕事をしているのか訪ねて来たので素直に自分がデザインや印刷、これからどんな事をしていきたいか話をした。
僕が仕事する上で大切なのがデザインをするでも印刷をするでも依頼主の意図する事をお客さんとなるひとへベストの状態で伝え集客に導く事が大切であり「伝える」ことを何より最優先に考える。
それがデザインではもちろんこと印刷したものからも伝わらなくてはならない。ただ作るだけでなく時に僕が作ったものを依頼主に渡すだけでなく僕からもPRすることもする。そこでうまれた反応を今後の仕事に活かせるようにとも思ってこれは良いと思う事はどんどんしている。
僕の話に納得したのか営業の方は上司はそんなことをしろとは言わなかった。フリーペーパー会社のお客はあくまで掲載者であり、フリーペーパーを見るひとではないと教わったとのこと。
間違ってはいないが、根本間違っているように思うのは僕だけだろうか。
掲載してくれたひとがお金を出すのだが、それ以上に掲載者が得したと思わなければ継続契約は結んでくれないだろうと質問すると一人でもくればあとはフリーペーパーを見ても全ての人がクーポンを使う訳ではないし、フリーペーパーを見たとは言わない。確実に集客できている。だから継続すればもっと集客できるという・・・。
そして、みんなが集客の方法としてやっているからといえば掲載する。
仮にチラシをフリーペーパーと同じ部数を作り、新聞の折込チラシに入れると当たり前のように高い計算になる。チラシは印刷とデザイン料それに折込料というものがかかるのでその金額とフリーペーパーの掲載料を比べると安い上に効果があるように見える。
それにこの営業マンすごいことを言っていた。実際ページのレイアウトなどを作る人は印刷業界やデザイン関係の学校を出たりした専門分野のひとがいるが基本のレイアウトがありそれにはめていくだけだから見栄えがよければ特にキャッチコピーなどは考えないとまで。
それでいいの?と聞いてしまった。
会社はそれでいいと言っています。すぐに結果を焦る経営者ほどフリーペーパーを出してくれます。だからデザイン会社からすれば仕事を舐めてると言ってきても平気なんです。とまで言ってきた。この営業の方が担当した掲載者には年に数名クーポンを使っただけなのに掲載を続けたひとがいたとのこと。
マジか!?
掲載をやめると言われた時に文句を言われたが気にしてないし、よく続けてくれたと感謝しました。
心痛くないの?
それが仕事なんで・・・
僕には理解が出来ないが、なんで僕に会ったのかという問題が残っている。ネットで調べてたら個人でやっていていろいろ話してくれそうだからという理由で電話して来たとの事。
それに僕とあったらこの仕事を辞めようと決めていたと最後に話をしてくれたが。
ただ僕自身ショックなのは全てではないにしろ掲載者の気持ちを考えて欲しいという事。掲載者が頼んで良かったと思ってくれたら次につながると思わないのだろうか。不思議な事だがその営業の方がいるところにはお金がすべてなのだろうから。そんなとこに出した掲載者を減らす為にもコストを少なくもっと伝えられる仕事をしようと思いました。
終(笑)